metro
kurayamisaka朝焼けの薄明かりが
息を白く染めたなら
旅立つ
腕には花束の代わり
約束を抱きしめた
さようなら
僕ら
その手を離したら
胸に誓うのさ、いま
さようなら
海岸線
優しい声
焼きついて
揺らいでしまう
だけど離れていく
あの光景が
晴れた日はあなたのことを
思い出してしまうから
約束が途切れぬよう
手を解いて見送った
懐かしい後ろ姿
さようなら
海岸線
君はひとりで生きていく
頼りなくても
強がりでも
さようなら
僕ら
その手を離したら
生まれ変わるのさ、いま
さようなら
海岸線
遠く向こうへ過ぎ去って
さようなら
花束は揺れる
胸に誓うのさ、ただ